数学の教え方
はんぺん太郎です。
中学生に数学を教えるのは、なかなか大変な技術です。
せっかくそういう体験をなんどもすることができたので、身につけた技術を、サイトにまとめました。
そのサイトにまだ引っ越せていない内容をここにおいておきます。
目標・プラスとマイナスの兼ね合いの、公式でなく意味を理解させる
1.数直線と、電車を書く
2.マイナスボタン(逆転ボタン)と、電車の向きの説明をする
3.おもに一桁の計算問題をだす
4.最初に電車はどこにいる?(最初は必ず0にいる。)
電車はどっちにむいてる?(かならず右)
5.どちらにいく?(マイナスボタン何回押す?)
6.さあ出発。どのくらいいく?
7.どこの駅につく?
8.3から7を、10分ほど繰り返す。
-3-(-5)とかの概念を説明するのに、いいかな?もっといい方法があったら、知りたい。
まず、問題を5、6問だす。
それを相手がとき終わったら、私が答え合わせするのではない。
彼がといた問題の右側のスペースに、私が、模範解答をとき方と共にかく。
彼は私がそれを書くのを、興味深そうにみている。
そして、私は彼の答えがあっているかどうかには気を留めず、自分で答えあわせをしてもらう。
そして、自分で弱点をみつけてもらう。
私が彼の前で模範的な解答を書くことで、彼にその影響をうけてもらう。
どうしても彼が自分の弱点を見つけ出せない時は、ちょっとヒントを与える。
・問題を、最後まで読まない。途中まで読んで、もう考え始める。
・とにかくあせって、適当に答えをだす傾向。
授業で間違えるのはむしろよいこと。
訓練行為をある程度強制。「やってもやらなくてもいい」と生徒が考えたらおわり。
「学習参考例」を作る。それを、わかりやすい文章で作る。それを使って分かりやすく説明。
そしてそれを、本人に説明させる。書きながら説明させる。ほめつつ。
本人が、わかりやすく説明できるまで何度もやり直させる。筋が通っていることが大事。
授業時間を区切って、その各時間にやるべきことを明確にすると集中しやすい
「教師は、学生が考えるための手助けだ」と言う。ポイントをにおわせ、自分で発見させる。
学生に汗をかかせるのが教師の仕事。そして「学習能力」をつけさせる。
学生への、進歩して欲しい、という愛。
褒め方「将来のびそうだ」「よく理解している」
(「できなかった子をできる子にするのが教育」 中島恒雄 著 より)