jazz名盤
このしっとり感とクリア感がすばらしい。掛け合いが絶妙だ!味わい深い。
JimHallは玄人好みといわれるらしいが、まさにそんな感じ。
ある友人の女性が美術館で聞いてすぐ気にいって館の人に尋ねて買いにいったという。これもまたしっとり感とタイム感がいい。
オープニングは、静かなオルガンをバックに しっとりとギター1本でセロニアス・モンクの"'round midnight"。
そして2曲目は雰囲気が変わって、軽快なナンバー"four on six" こんなふうに弾けたら気持ちいいだろうなあと聞いている。
それから3曲目はボクの中では最高傑作の、"twisted blues"このメロディーには度肝を抜かれた。"ノーコード"がずっと続くんだけど、その中でもこんなに暴れられるのかーと。
4曲目もいいんだな。"While I was Young"完全ギター1本のしっとりした曲。これも耳コピ候補にあがっている。
5曲目以降も盛りだくさん。"Full House"はホーン隊とかっこよく絡んでいる。
後半は、世の中で人気の出た曲をジャズ風にアレンジした、という感じ。Beatlesの"A day in the life"はメロディーはおんなじなのに、こんなにも雰囲気を変えられるものかと思った。
Joe Passは知り合いが教えてくれて買ってみたが最高。これも玄人好みだな。
とりわけ"Night and Day""All Thing You Are"はすばらしい。
ギター1本でこんなに気持ちよく聞けるのはすごい、JoePass恐るべし。ただ、このアルバムは、普通のジャズが好きな人が好きになるとは限らないと思う。数回きいただけだと、頭の中に「?」がたくさん。何十回も聞いているうちに、すばらしさがわかってくるんだなあ。
楽譜も出ていて、最近チャレンジしている。
"corcovado"は絶品です。JoePassはいつもそうだけどすごい楽しそう。
souliveは、オルガン&エレキギター&ドラムのトリオ。
サウンド的には、ロッ君ロールに近い感じ。7th#9コードを多用している。聞いているとスカッとする。大音量できくことをおすすめする。
"azucar" のオルガンをミミコピしてみたが、弾いてもスカッとする。
ギター1本でまさにオーケストラを弾いているようだ。最初にきいたときは衝撃をうけた。ギターのチューニングも変えまくっている。
とくに"First Ride"がすごく気にいったので耳コピしてみたが、弾くとすごいいい気分になれる。
そしてこれにはまった後すぐ、押尾コータロの音楽に出会うことになる。
アルバムと楽譜を同時に買ったという。気に入るかわかる前に楽譜を買うなんて無謀だが、でもその合計5000円の価値は十分ある! と感じたのが、買った日の夜。"Hard Rain"に圧倒された。
すごいアイデアの曲である。チューニングがまずすごいし。ギターをたたきまくっている。
それから「Fantasy!」「breeze」がさわやかな名曲。
ボレロに感動感激。タタタという3連譜かっこいい!だいぶ弾けるようになってさらに感激。
あと、"chaser"もすばらしくかっこいい。
最近、"約束"が気に入っている。しっとりした曲のよさが わかるようになったかな。ちょっと大人になったかな。でも、テンポの速い曲より、しっとりした曲のほうが、きれいに弾くのが難しいのですねー。苦労中。
ジュピターも感動感激。歌がついて流行る前から、オーケストラのジュピターが好きだったのだが、それをギター1本であそこまで表現するなんて。
ビレリ・ラグレーン&シルヴァンリュック"Time after Time" リードギター
Don Ross "First Ride"
Jim Hall&Pat Metheny "summertime"最初のジャカジャカギター、弾くと爽快
Wes Montgomery "Twisted Blues""'round midnight""four on six" いずれも最初だけ
耳コピ結果の楽譜を載せたいところですが、著作権法上だめみたいです。
Daniel Ho "Quiet & Blue"
Wes Montgomery の曲たち
Souliveのギターソロたち
2000年1月、ニューヨークでの朝、喫茶店で、流れてきたのが、今も愛聴しているJim Hall&Patmetheny「summertime」。ぞくぞくっと、これこそ僕が求めていた音楽だと思い、喫茶店で働く知り合いに聞いて、その日の夕方に、マンハッタンのHMVに買いにいったという。アメリカ旅行に行ってよかったなあ。