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2014年11月22日

手書きと、キーボード打ち込みの使い分け

たくさんの情報をわかりやすく、しかも効率よくインプットして整理整頓保管していくことに何年もこころを砕いている。
キーボードをはやくうてるようになったので、なんとかすべてをキーボードとマウスですませられないかという試みをしてきた。
図にすればわかることでも、図をパソコンで作るのは、ソフトを入手したり使い方を覚えたりしなければならないことが多いので、なんとかそれを文章で済ませようとしたり。
そんなことをしていくうちに文章のデメリットが見えてきた。

文章のデメリット(インプットするとき)
・細かい表現にこだわっているうちに次になにをかくはずだったか忘れてしまう。そのようにしてアイデアが失われる。
・パソコンのキーボードなら早く打ち込めるが、タブレットのキーボードは小さいし使いにくいしミスタイプも多く、入力が遅くなる。

文章のデメリット(あとで情報を使うとき)
・ぱっと見で内容をつかみにくい。
・そもそも読む気になるのにハードルが高い

もちろんメリットだってある。文章を使うほうがいい場合もあるはずだ。でも、こういうデメリットがあるのだ。

かわりにどうすればいいか。
それは、A4の紙を横に使って、そこに自由に手書きしてしまい、それをスキャンすることだ。

手書きのとき文章にするよりも、キーワードをならべてそれを線でつなぐような感じにしたり、重要度別に大きさを変えたりして、あとでわかりやすいように、できれば他の人に見せてもある程度わかってもらえるようにする。
そもそも文章というのは頭の中に考えがあってそれを表現するわけだが、その過程で「キーワード」をつなげていく。
その、つなげるという過程を、言葉でなく、なるべく図でやると、よけいな時間もかからないし、あとで見やすい。
パソコンだとこれをするのにいろいろ面倒なのだが、手書きならペンを思うまま動かすだけだ。

この方法は最高だ。
たくさんの生きた情報を保管していくのによい。

手書き+スキャンのメリット(インプット時)
・紙とペンがあればはじめられる
・思ったままペンを動かしてかけるのでちょっと頭に浮かんだ瞬間、忘れる前に書き込める。
・フォーマットの制約がない
・パソコンに取り込んだあとも画像ソフトで微調整がきく
・なんだかキーボードの打ち込みよりも頭が回転していろいろアイデアがでてくる気がする。

手書き+スキャンのメリット(あとで情報を使うとき)
・フォーマットの制約がないのでぱっと見で内容をつかみやすい。
・読む気になりやすいというか、いつのまにか見入っている。
・さらに新しい情報があれば書き込める。印刷して手でかくもよし、画像ソフトで書くもよし。

仕事ではわたしはそうしている。事務所のスキャナーはいつも手近にあって、性能もいいからだ。
しかし、スキャンの手間がかかるというデメリットがある。
仕事ならすぐスキャンする手間をかけられるが、家庭ではそうもいかない。いつかスキャンすればいいやとたまっていくと、その情報は鮮度を失っていく。
やっぱり情報は、鮮度のあるうちに、整理整頓してしまうのがよいのだ。

そういうとき、タブレットとタブレットペンの組み合わせが便利だ。
手書きのできるアプリはたくさんある。私はAndroidの、Metamoji Noteというフリーソフトを使っている。

やりかた
・そのソフトで画面に手書きする。
・画像に変換する。もしくは画面をキャプチャする。
・その画像をevernoteなどに転送して保管する。

この方法のメリットは、タブレットとペンだけあればできて、しかも、インターネットにつながってさえいれば、その場で整理整頓が完了することだってできる。
しかも少しずつ書き足していける(これは手書き+スキャンよりもよい点)
というわけで、これからもさらなるいい方法を探していこうと思う。