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2015年9月 7日

毎朝毎晩、歯みがきの戦い

息子が1歳になろうかというころ、何本か歯が生えてきたので、歯医者に連れて行った。

検診の結果は、いくらかショックなものだった。

歯が生え始めてから、がんばって毎日歯を磨いてあげていたのに。歯医者さんによると、全然磨きが足りないって。

その証拠に歯肉炎ができていたって。少々の出血。

こんなに頑張っていたのに!まだ足りなかったのか。
妻に磨くのが上手だと褒められ良い気分でいつも磨いてあげていたのに。

やっぱり何かを所有して使っているからにはしっかりメンテナンスしないといけない。子どもの歯が生えるのはうれしいが、親にとっては毎日の大仕事が一つ増えることを意味している。

磨き方を教わった。

苦労するのは、息子がなかなかちゃんと口をあけてくれないからだ。基本的にはいやがるわけだ。
それまでは、あまりあけてくれない中で、なんとかブラシの届くところをやるという感じだった気がする。

でも、歯医者さんによると、しっかり子供の口を開けさせなければいけないようだ。
2人でやるといいと。一人は手足をおさえつけ、もう一人が磨く。
1人でやらないといけないときは、子供の頭を親の両太ももにはさんで動かないようにし、子供の手を親の太ももの下に敷いて動かないようにし、子供の足を親の足でおさえつけて、磨くといいんだって。
当然、子供は泣き叫ぶ。
こんなことして、かわいそうじゃないのだろうかと思ったが、大丈夫らしい。
それよりも、しっかり磨けないことのほうがかわいそうなんだって。

毎日やるとだんだんわかってくる。
口を開けさせようと、歯と歯の間に指を入れると、ものすごい力で噛まれる。流血寸前だ。
でも、下の歯茎と下唇の間に指を入れてぐいっと口を開けさせると、けっこうやりやすくなる。

歯科検診から数ヶ月たった今では歯肉炎もなく、健康な歯のようだ。毎晩、泣き叫ぶ息子を無理やり押さえつけて歯を磨いているおかげだ。