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2015年8月29日

電気機器に子守をさせることの是非その2「じっとしててくれる」

電気機器による子守が必要かどうかを論じている。その1では、「テレビは庭がわり」ということを考えた。

ご存知のとおり、核家族は多い。そういう家族は基本的に子どもを世話できるのは当然ながら、パパとママ、だけだ。

でも実際には2人では、とても足りないと思う。わたしも、息子のジイジバアバの力を大いに借りている。近くに住んでいてくれて本当によかった。もしそうでなかったら・・・と思うと、体がもっていたか自信がない。

ほんの二、三十年前は、話をきくに、今よりかなり気軽にご近所に子どもを預けたりしていたというではないか。私が小さいころも近所の方がたびたび預かってくれたらしい。

でも今は、そうもいかないことが多そうだ。都会だけかな。

自分がもし今の生活の中で、近所の子どもを預かるとしたら・・・と考えてみる。かなりハードルが高いとわかる。

遊ばせるスペースや環境が、家の中にも外にもあまりないのだ。家事をしながらついでに見るとかできないから、かなりハードルが高くなるだろう。わざわざちょっと遠くの公園とか、ショッピングモールに連れて行かないといけないことになるだろう。

ああ、裏庭とか裏山とかあったらなあ・・・

とにかく、子育ては、2人では人出が足りていない。たとえばママが、子どもの夜泣きのせいで連日の寝不足でついに体調をくずしたとする。そこでパパが休みの日は子どもの面倒をみるとする。

でもパパだって本来は休日なのだ。疲れている。休日に無理すると、仕事の日にさしつかえる。午前はがんばるが、午後になるとクタクタになる。子どもと過ごす楽しい時間が苦痛になってくる。笑顔がひきつる。だからってママに面倒を見てもらおうと思っても、体調をくずしているのだから頼めない。家事もたまってくる。

さあどうする、そんな状況を、たくさん経験した。
そしてそんな状況を救ってくれるのが電気機器による子守なのだ!

ボタンを押すと音楽がかかる。メリーが動く。そのあいだは親はあやさなくていいので、家事ができる。
動画でアニメを見せる。すると子どもは画面を食い入るように見る。数十分はもつ。その間、親はつかの間の休息をとれる。

何度救われたことか。おかげでなんとか乗りきれた。

やっぱり、今の時代、電気機器による子守は必要だ。
何ヶ月も、何年も、毎日元気に親が子守を続けていくために、必要だ。

もちろん、使い過ぎはよくないので、コントロールが必要だけど、いい道具になる。