2015年8月アーカイブ

2015年8月31日

いつになったらゆったり食事できるの

育児で毎日やってくるイベント、それは食事。

子どもが産まれてから1年半、妻とゆったり食事をしたのは数えるほどだ。
たまたまそのとき息子が寝ていればいいが、そういうことは少ない。

普通にちゃぶ台を出して食事するということが難しくなった。テーブルの上になにか乗っていればとりあえず全部触ってみたい子がいるからだ。
もしちゃぶ台を出したければ、赤ちゃんを歩行器に入れて、あまり動けないようにしなければならないが、それも15分くらいが限度だ。

いつものパターンは、わたしが息子と風呂に入っている間に、妻が食事を作りつつ、ある程度何か食べておく。
わたしと息子が風呂から出たら、妻が息子を歩行器に入れたり入れなかったりして、息子に夕食を食べさせる。
その間に私は自分の夕食を食べる。27㎡なものだから、勉強机で食べるしかないので、狭い机の上を片付けてから食事を並べて食べる。

ある程度食べてお腹が落ち着いて来たら選手交代。
今度は私が食べさせる。妻が食事の続きを食べる。

そのうちに息子が食事が終わって遊びはじめるので、わたしがつきあう。その間に妻は他の家事をするといった具合だ。
息子を寝かしつけたあと、妻がもう少し食べたりもする。

私も子どもがいないころより食事が落ち着いてできなくなったが、妻はもっとだ。
立ちながら5分で食べてしまう、みたいな時もあった。飛行機のCAさんみたいだ。
体は大丈夫なんだろうかと心配になる。世の中の赤ちゃんのいるお母さんたちはみんなこんな感じなのだろうか。

外のファミレスに食べにいっても、同様に、交代でたべている。どちらかが息子をあやさなければいけないからだ。ゆっくり食べる、という感じにはなかなかならない。

結婚記念日に、当時1歳になりたてだった息子を妻の両親に預けて、妻と食事に行った。ものすごい解放感。2人でゆっくり食事ができるってこんなに貴重なことだったのかと。

でも、こんなふうに書きながら、なんだか楽しそうな自分がいる。やはり子育ては楽しい。こういう犠牲を払うのも、大変だけど悪くないのだ。

市販のべビーフード売ってくれてありがとう

ドラッグストアにある、市販のべビーフードに感謝している。

育児は2人では人手不足だ。特に27㎡では...

人手不足だからと言って、手を抜けるかというと、手を抜けないところは抜けない。安全を確保することとか。あと、なるべく一緒に遊んであげたい。

だからうまくエネルギー配分しないと、体がもたない。

育児書を見ると、離乳食は手作りで、裏ごしして食べやすくして、などと書いてある。かなりの手間だろう。

ママはまずパパの食事をしっかり準備しなくてはいけない。育児しながらそれをするだけでもかなり大変だ。それにプラスして離乳食もとなると、そしてそれが毎日となると、相当な仕事量になる。

べビーフードを買ってくれば、柔らかごはんと混ぜれば、時間の節約になる。

そりゃあ、私だって、子どもには手作りのものだけをあげたい、栄養的にも、味覚のためにも、それが最善という考えを持っている。でも、そのせいで親が倒れてしまったら、元も子もない。そういう時代なんだと思う。

だからべビーフードにはとても感謝しているのだ。
べビーフードや、他にも、手間があまりかからずに食べさせやすくなり栄養もある、バナナ、豆腐、おいも、納豆などを活用することで、いわゆる手作り離乳食をそんなに作らずとも、離乳食の時期を乗り切れた。

(さすがに白いご飯は、保温鍋で柔らかく、妻がいつも炊いていたけど。)


外出の時も、外出先のドラッグストアでべビーフードを買えば、もうそれで準備完了だ。外出の準備だけでも大変なんだから、そこはエネルギー配分しないと。




2015年8月29日

電気機器に子守をさせることの是非その2「じっとしててくれる」

電気機器による子守が必要かどうかを論じている。その1では、「テレビは庭がわり」ということを考えた。

ご存知のとおり、核家族は多い。そういう家族は基本的に子どもを世話できるのは当然ながら、パパとママ、だけだ。

でも実際には2人では、とても足りないと思う。わたしも、息子のジイジバアバの力を大いに借りている。近くに住んでいてくれて本当によかった。もしそうでなかったら・・・と思うと、体がもっていたか自信がない。

ほんの二、三十年前は、話をきくに、今よりかなり気軽にご近所に子どもを預けたりしていたというではないか。私が小さいころも近所の方がたびたび預かってくれたらしい。

でも今は、そうもいかないことが多そうだ。都会だけかな。

自分がもし今の生活の中で、近所の子どもを預かるとしたら・・・と考えてみる。かなりハードルが高いとわかる。

遊ばせるスペースや環境が、家の中にも外にもあまりないのだ。家事をしながらついでに見るとかできないから、かなりハードルが高くなるだろう。わざわざちょっと遠くの公園とか、ショッピングモールに連れて行かないといけないことになるだろう。

ああ、裏庭とか裏山とかあったらなあ・・・

とにかく、子育ては、2人では人出が足りていない。たとえばママが、子どもの夜泣きのせいで連日の寝不足でついに体調をくずしたとする。そこでパパが休みの日は子どもの面倒をみるとする。

でもパパだって本来は休日なのだ。疲れている。休日に無理すると、仕事の日にさしつかえる。午前はがんばるが、午後になるとクタクタになる。子どもと過ごす楽しい時間が苦痛になってくる。笑顔がひきつる。だからってママに面倒を見てもらおうと思っても、体調をくずしているのだから頼めない。家事もたまってくる。

さあどうする、そんな状況を、たくさん経験した。
そしてそんな状況を救ってくれるのが電気機器による子守なのだ!

ボタンを押すと音楽がかかる。メリーが動く。そのあいだは親はあやさなくていいので、家事ができる。
動画でアニメを見せる。すると子どもは画面を食い入るように見る。数十分はもつ。その間、親はつかの間の休息をとれる。

何度救われたことか。おかげでなんとか乗りきれた。

やっぱり、今の時代、電気機器による子守は必要だ。
何ヶ月も、何年も、毎日元気に親が子守を続けていくために、必要だ。

もちろん、使い過ぎはよくないので、コントロールが必要だけど、いい道具になる。





2015年8月27日

電気機器に子守をさせることの是非その1「テレビは庭がわり」

子どもを持つ前は、テレビなどの電気機器に子守をさせることは、なるべくしないほういいんじゃないかなと思っていたが、パパになってみると、その見方がいくらか変わった。

特に、27㎡という狭い家で子守をするには、やっぱりそういうものが必要なのではないかと思う。

赤ちゃん、そして1歳児は起きているときはほとんどじっとしていない。ハイハイやよちよち歩きでウロウロし、まわりのいろいろなものを触ったり、口に入れたり。そうして、五感に刺激を与え、感覚を養っていくのだと思うし、そうあってほしい。

でもそういうときは大人が見張っていないといけない。時期によっては一瞬たりとも目を離してはいけない。様々な物理的危険や衛生的危険にさらされないよう見張っていなければいけない。大きいものを飲み込まないか、きたないものをなめたりしないか、物が倒れてこないか、段差で怪我をしないか、テーブルの角に目をぶつけないか、などなど挙げればきりがない。

もちろんなるべく危険の少ない環境整備は重要だ。刃物のある棚は開かないようにロックをつけるとか、重いものは落ちにくい所に置くとか、物をなるべく立てかけないとか、コンセントにカバーをするとか、これも挙げればきりがない。しかし、いくら環境を整備しても、見張らなくていいことにはならない。予想外の危険もあるからだ。このことは経験を通して本当に思い知らされた。

そうやってウロウロできるエリアが狭いと、子どもには刺激が足りないようだ。その分、子守する人(主に親)への負担が増える。意識的に刺激を与えなければいけない。手あそびとか、おもちゃをもてあそぶとか、歌うとか踊るとか・・・

広ければ、広いスペース自体が刺激になる。思いっきりハイハイしたり歩いたりしてそれだけでも楽しむようだ。うちは男の子だからかな。外だったら風も吹くし、鳥も飛ぶ、それを見るのも楽しそう。

でも狭いとそういう刺激も少ない。部屋にあるものなどたかがしれている。おチビちゃんは、より楽しそうなものを求めて、手当り次第に触る。より楽しそうなものは、親にとってはあまり触ってほしくないことが多い。ケータイとか、タブレットとか・・・

例えば広い一軒家で、庭にちょっとした草っぱらがあったりするのなら、電気機器に子守をさせる必要はグッと減るのかもしれない。でも狭い部屋しかないんだったら、電気機器による子守をしないと、パパとママだけではとても、体がもたない。

うちの妻が興味深いことを言った。「テレビは庭がわりだ」と。
確かに。と思った。


子どもをあやしながら、空いている耳で情報収集

イクメンは忙しい。時間を有効活用しなければいけない。
育児ばかりでなく、世の中で何が起きているか、ある程度知らないと、職場での会話にもついていけない。
でも情報収集に時間を使いすぎると他のことができなくなる。そばには退屈そうな息子がやってくる。

情報収集は、主にインターネットなのだが、最近、インターネットによる情報収集の限界を感じてきた。
インターネットだと興味のある記事しかクリックしないので、いつも見るのは同じような記事になる。
新聞みたいに、全体的に、世の中の出来事がぱっとわかる、という感じにはなりにくい。
そしてネットサーフィンの間は子どもをあやすことができない。

宇宙兄弟という漫画で、ムッタが、朝、情報収集をしている場面がでてくる。
なんとテレビとラジオを同時に視聴しながら、インターネットと新聞を読むという、すごいことをやってのけている。
あれは極端だが、ヒントにはなる。

子どもをあやしながら別のことをできるとしたら、唯一、耳で何かを聞くことではないだろうか。

ラジオはいい。ほどよくニュースをやり、ほどよく曲がかかり、ほどよく楽しいトークがきけるし、しゃべりのプロの技に触れられるし。
なにが流行っているかとか、主要ニュースはなにかとか、つかめる。全部集中してきけなくても、かかっていれば、かかっていないよりもたくさんの情報に触れられる。

あとは、いい本の朗読音声mp3ファイルをかけるのもいい。全部集中してきけなくても、何回も聞けば、かなり頭に入る。

素朴な疑問、スマホやタブレットはどうやって人が触ったことを感知する?

職場で同僚から聞かれた。スマホはどういう仕組で、人が触ったことを感知するのか。

圧力なのか、温度なのか。それともなにか他のしくみなのか。

電気工事士なので、電気関係に詳しいだろうということで聞かれたんだろう。

確かに聞いたことある、調べたことある、でもうろ覚えだったので、「なんとなく電流関係の仕組みだったと思ったんだけど・・・」と、うまく答えられなかった。

まあ聞かれるかもしれないので、調べておこうと、ネットで探したら、検索ワードが悪かったのか、意外とそういう記事が少なかった。

しかしひとついい記事を見つけた。

なぜ画面に直接触って操作できるのか

ipadとかiphoneは、投影型静電容量方式、というしくみらしい。

これを急に聞かれた時、一言で説明するとしたら、どう説明できるだろう。

画面に電極がたくさんあって、触ると電流が変化するのでそれを感知する、という感じだろうか。

2015年8月25日

万能感ともどかしさ

よくテレビゲームのデメリットとして言われるのが、万能感。

何でも自分の思い通りになる、すべてをコントロールできる感じ。
これが過剰だと、我慢できない人になってしまうと。何でも思い通りに行かないと気が済まないと。

もちろん適度に、物事が思い通りになる、という経験をすることも必要だろう。自分で計画して、取り組んで、思い通り、予想通りになるという経験は自分を好きになる、また、自尊心を持つのによいだろう。
でもうまく行くことしかやらないのもまた成長がない気がするし、だんだん謙虚さが失われる気もする。

それはともかく、万能感。 バイクに乗ることは、万能感を味わう一つの方法だろう。

バイクに乗っていてなんで楽しいかというと、それは思い通りに走れるからだろう。 スピードが出れば出るほど万能感は増すだろう。 最近、スピードがまあまあ出るバイクから、あまりスピードの出ないバイクに乗り換えた。 もどかしいことが増えたが、運転はうまくなった気がする。まわりのドライバーの気持ちを前より考えて運転するようになった。

そうか、万能感の反対はもどかしさか。 育児はもどかしさの連続だ。この経験を通して夫婦で謙虚になり、成長できるといいなと思う。

赤ちゃんに壁のコンセントを触らせない、ほぼ0円でうまく行った方法

赤ちゃんに触られて困るものの上位に来るのは、壁のコンセント。

赤ちゃんにコンセントに触らせないためにどうしたらいいか。

100円ショップでコンセントガードを買ってつけてみたが、たちまち、赤ん坊パワーでもぎとられた。コンセントプレートごと持っていかれて中の配線が見えた。

悩んでいろいろやってみた。コンセントの前に棚を置いてみたり。

でも、赤ちゃんにコンセントに触らせないために結局一番効果的だったのは、大きなカレンダーを使ったことだ。

壁掛けカレンダーの、終わった月の紙を、裏にして、コンセントの周りを大きく覆って養生テープで止めた。それだけだ。
要は、見えなきゃいいんだろう。

考えてみたら赤ちゃん触り防止コンセントガードは、壁からボコッとでているので、赤ちゃんからみたら、興味を引き、触らずにはいられないだろう。
でもカレンダーをつかって壁と一体化させてしまえば、赤ちゃんはスルーするのだ。赤ちゃんによるかもしれないけど。

だから、6口のテーブルタップをフックでカーテンレールや鴨居につるして、その電源を、壁のコンセントに差して、そこをカレンダーで覆うことで、うちの場合はコンセント問題が完全に解決したのだ。 2015guard.JPG

2015年8月21日

27㎡で育児する苦労

狭いところでなんとかいままで1年半近く息子を育ててくることができた。

物を捨てまくってなんとかスペースを確保して。

間取りはキッチン、6畳、3畳。

3畳のほうに全く家具を置かないようにして、スポンジのタイルカーペットを敷き詰め、そこに息子を寝かせた。そうすれば、家具が倒れてくる心配がなくなる。
その部屋に、おんぶひもやら、オムツバッグやら、なるべく鴨居にフックをかけてそこに引っ掛けるようにした。

赤ちゃんがつかまり立ちが上手になってくると、触られて困るものはテーブルの上、しかもテーブルの中心付近に置かなければならない。でも27㎡しかないとテーブルそのものがほとんど置けないのだ。だからその中心部分というと本当に一等地だ、銀座並みの地価なのだ。
厳選されたものしか置けなくなる。

うちの場合はパソコン、タブレット、あとはすぐ扱うべき大事な書類、今飲んでるコップ、そのくらいだ。もうそれだけ置くと、スペースいっぱいだ。どんどん片付けないと、あっというまに息子の餌食になる。出しっぱなし禁止でどんどん片付けなければいけないのはなかなか神経が疲れるものだ。

床も同じ。カバン置いておくと中のものをどんどん出される。

だから床にかばんを置かないほうがいいのだが、いつもいつもそうできるわけではない。

そこで妻が考えたのが、柵を設けて、小さなスペースでもいいから立ち入り禁止場所をつくることだ。息子が乗り越えるのが難しく、大人が乗り越えられる、ちょうどいい高さの柵をつくった。

そしてその中には息子を基本的に立ち入らせないようにした。

それはとてもストレスを減らしてくれた。ここならある程度散らかしてもOKというスペースがあると、気持ちに余裕ができる気がする。


こんなふうに書きながら、なんだか楽しそうな自分がいる。やはり子育ては楽しい。こういう犠牲を払うのも、大変だけど悪くないのだ。

2015年8月20日

ブログタイトル変更しました

takunoteとして長い間不定期に続けてきたこのブログですが、タイトルを変更しました。

「27㎡でイクメン電気工事士」

そう、何を隠そう、うちは狭いのです。

結婚して2人暮らししてるときはまだよかったんですが、息子が産まれ、一気に手狭になり、でもなかなか引っ越すタイミングがなく、未だに27㎡。

「狭さは知恵の泉」というらしいですが、そろそろ涸れそうです(笑)