はんぺん太郎です。
あなたはフライドポテトが好きですか。私は大好きです。
Mcのフライドポテトを食べているとき、「これってとてもよくできてるなあ」と思いました。
特によくできていると思ったのは、細さです。
細いと何がいいかっていうと、すぐ適温に冷めること。
太いフライドポテトは、一口かじると中がアツアツで、ホクホクして、それがまたおいしいのですが、冷ましながら食べるので食べるスピードはゆっくりになります。
その点、細いポテトはすぐに冷めるので、どんどん食が進みます。Lサイズのポテトも、あっというまに消えます。
あまり考えずに食欲のままにどんどん食べようと思えば食べられてしまうので、そういうお客さんが多ければ、売上アップまちがいなしです。
細いことによるもうひとつの効果は、早食いしやすいことです。
適温に冷めるということだけでなく、早食いするのにちょうどよい大きさだということです。
たとえば、ハンバーグとミートボール、どちらが早食いしやすいか考えればわかります。
小さいほうが、どんどん口にいれてもすぐに食道や胃にすすんでいくので、すぐに新しいポテトを口に入れることが可能なのです。
3秒に1本くらいのペースで食べることだって可能ではないでしょうか。
あまり考えずに食欲のままにどんどん食べようと思えば食べられてしまうので、そういうお客さんが多ければ、売上アップまちがいなしです。
本来は、ジャガイモを食べるといったら、皮をむく手間があったり、大きなカタマリを口にしてよく噛む、そして塩やマヨネーズで味をつける、といった手間がかかるものです。
そういう手間があるからこそ、その間に会話を楽しんだり、作業の間にお腹が落ち着いてきたり、という、スローフードなことになり、健全な食事になるのではないでしょうか。
しかし、ファーストフードのフライドポテトはそれらの手間をすべて省いて、おいしいとこどりの状態になっています。
おいしいし、どんどん食べれてしまうのです。
それゆえに危険も潜んでいます。塩分、脂分のとりすぎという危険です。
フライドポテトを食べるときこそ、よく考えて、よいペースで食べて、賢い消費者になりたいものです。
第一、フライドポテトを3秒に1回のペースで口に運んで食べるなんて、食欲マシーンみたいなもんです。一度そういう人を見たことがありますが、とても見苦しく感じました。と同時に、自分も似たようなことをしていることがあるぞ、と反省しました。
スマートライフをめざす者であれば、そんなことはしたくないですよね。