はんぺん太郎です。
たとえば、家での晩ごはん。
おかずとごはんをたべていたとします。
ごはんがちょっと少ないなと思った時、調整がはじまります。
おかずが少し余るようにご飯を食べ、ごはんがなくなったらご飯をおかわりするわけです。
注目したいのは、「ごはんがちょっと少ないな」というその判断です。
何を基準に、そう判断しているのでしょうか。
それは、いつも食べている量とか、見た目とか、けっこうあいまいなものではないでしょうか。
あと、「今どのくらいお腹がすいているか」で決めたりもしますが、それもけっこうあいまいな感覚です。
そしてその、あいまいな感覚にまかせて判断すると、たいてい食べ過ぎます。
ひとは「もっと食べるかどうか」判断する時、頭の中でどんなことを考えているのでしょうか。
本能にまかせて、つまり、食べたいだけ食べる、ということをしていたのでは、この食料豊富な日本で生きていく上では体によくない、ということはなんとなくわかっています。
それでも本能にまかせて食べてしまうことがあるわけですが、それはなるべく避けたいです。
そこで、頭のなかで計算がはじまります。
頭の中に、胃の容量メーターがあらわれて、今、何%くらいお腹が満たされているのか表示されています。
30%で空腹、60%でまだまだいける、100%でおなかいっぱい満足、120%で食べ過ぎだなあと、そういう感じでしょうか。
おかわりするかどうかのラインは、何%なのでしょうか。
最近わたしが思うのは、「そこに線なんか引けない」ということです。
さっき述べたように、お腹が空いたかどうかの感覚など、非常にあいまいなものだからです。
だから、良いのは、ある程度満足ゆくまで食べたら早めにやめておく、ということではないでしょうか。
ラインギリギリまで食べようとするから、いつのまにかラインを超えて、必要なカロリー以上をとってしまうのではないでしょうか。
だれかとの待ち合わせ、ギリギリ到着をめざしたら3分遅れてしまい、5分前到着をめざしたらちょうど間に合う、というのと似ています。
あとは、よく知られているとおり、脳の満腹中枢を経て実際の満腹度を感じ取るのは、約20分後だということです。今60%のような気がしても、何もたべずに20分過ごしてみたら満腹だった、ということも十分ありえるわけですから、ちょっと食事に「休み時間」を設けるのも良いのかもしれません。
ごはんを秤で量って、「何グラム食べる」と決めて食べている人もいるそうです。