電気料金節約!デマンド監視システム

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大きな工場での電気料金節約の方法

大きな工場で電気料金を節約したいと思ったら、まず、リアルタイムで全体で何kW使っているかひと目で見れるようにするシステムが必要でしょう。

なぜでしょうか。

たとえば、狭いアパートで電気料金を節約したいと思ったら何をするでしょうか。

玄関のところのブレーカのアンペア数、つまり契約電力を下げるのです。

30Aより20A、20Aより15Aにしたほうが、基本料金が下がります。

そのかわり、低い契約電力でやっていくには、それなりに工夫が必要です。掃除機を使う時はエアコンを一旦OFFにしたり。電子レンジとドライヤーを同時に使わないようにしたり。

工場にも同じことがいえます。

変電所を持っているような大きな工場の場合は玄関にブレーカがあるわけではありません。

電流が契約オーバーになったからといって、いきなり停電してしまっては、困ります。事故にもつながりかねません。

契約にもよりますが、大きな工場の場合は、契約以上の電力を使ってしまった場合、停電はしませんが、違約金が発生するそうです。

そして契約の見直しがなされ、もっと契約電力を引き上げることになります。

それで、契約電力を低く保つには、「同時にたくさん使わない」ことがポイントになります。

しかし工場でそれをするのはなかなか大変です。住宅と違って、今この瞬間にどこで電力が使われているか把握するのに手間がかかります。受注がたてこんで生産に忙しければ、それをいちいち時間をかけて確認する暇はなかなかないでしょう。

そこで便利なのが、「デマンド監視システム」なのです。

デマンド監視システムとは

デマンド監視システムとはなんでしょうか。

それは、リアルタイムで全体で何キロワット使っているのかひと目で見れるシステムです!

パソコンの画面上で確認できます。

うまく設定すれば、工場各所のパソコンで同時に確認できるようにもできます。

また、使い過ぎの恐れがあると、アラームがなります。アラームが鳴ったら工場管理者は、優先度の低い機械をいったん止めるなどして、一度にたくさんの電気を使わないように制御できるのです。

計算は30分単位

契約にもよりますが、大きな工場では、住宅と違って、30分平均をとりながら電気料金を計算していきます。

そのため、一瞬かしばらくのあいだであれば、契約電力をオーバーしてしまっても、残り時間を使って相殺が可能です。

たとえば契約電力1000kWの工場で、午前9:08に、1100kW使ってしまいました。どうなるでしょうか。

その時点では、まだ違約金は発生しません。

仮に9:30まで1100kW使い続けて、30分の平均が1000kWを越えてしまったら、違約金発生となります。

しかし、9:10にすぐ気づいて、優先度の低い機械を停めて、9:15から9:30まで700kWをキープし、30分の平均が1000kWを超えないようにすれば、違約金発生しません。

そういうことも、デマンド監視システムがあれば、可能なのです。

いい説明があるサイトを見つけました。→三基計装さん