ネジ山をつぶさない、ドライバーのまわし方

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押す方向に意識を

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ねじをつぶさないドライバーの回し方とは。

回す方向よりも、押す方向をより強く意識することです。

順番としてはまずぐっと押して、その後微妙に押し力をゆるめながら右へまわすと。

とにかく、奥へ奥へ押す感じです。

するとネジがけずれてつぶれるということが減ります。

ちなみにネジがけずれて山がつぶれることを「なめる」といいます。

プラスのネジをマイナスドライバーで回す

プラスドライバーを回していってだんだん締まってくると、つるっとなめやすくなります。

なめたら困る場合に使える裏技は・・・

プラスのネジをマイナスドライバーで回すという方法です。

電工に使われるプラスネジは、十字の片方が長くなってすりわりと同じ形になっていることがあります。(プラスマイナス穴、というらしい)

そのようなネジは、ある程度締まるまではプラスドライバーでまわし、最後にマイナスドライバーできつく締めると、なめずにスムーズに仕事ができます。

もちろん、それほどきつくしめなくてもいい場合は、プラスドライバーだけで作業したほうがスピーディーですけど。

ねじ山に合ったサイズのドライバーを使う

ねじもよくみると、形状やサイズがいろいろあります。

1号、2号、3号、どのドライバーで回すのがなめにくいのか、見極めて、ドライバーをきちんと選定してから回すと、よい仕事ができます。

1号・・・小さい。電気機器などのネジに使える?

2号・・・中くらい。最もよく使われているサイズかな?コンセント系などのネジもこのサイズでしょう。

3号・・・大きい。分電盤の大きなブレーカーなどのネジに使われている。

電動ドライバーのビットの選定

電動ドライバー(インパクトドライバー)のビットの選定も、ネジ山をつぶさないことを考慮する必要があります。

1号専用ビット、2号専用ビットが売られています。

また、ビットも形状がいろいろあり、先端がしっかりとがったビットや、ギザギザと滑り止め形状になっているビットがあり、用途に合わせて選ぶ必要があります。

合うビットがない場合は、サンダーでビットをうまく削って、ねじ山とビットがピッタリフィットするようにします。1本や2本でない場合は特に。

電動ドライバーは持つ角度に注意

電動ドライバーのビットの大きさは合っているのに、スピードによってネジがなめてしまう。そんな経験はありますか。

それは、電動ドライバーを持つ角度に原因があったりします。

きちんとネジに対してビットが垂直になるように持って作業すると、けっこうなめません。

「だいたい垂直」ではなく、「きちんと垂直」これが大事です。

あとひとついうとすれば、最初から全開で回さないことです。少しずつグッグッと、押し込みながら、様子をみながら回すと、なめたりすべったりすることを防げます。

潤滑油を使う

ネジをしっかりしめるために、ネジやネジ穴に潤滑油を塗っておくのもいいでしょう。

ボルトやネジにオイルを塗っておくと、ゆるみやすくなるという誤解があるようです。

しかし、ボルトやネジはしっかりしめることで、ボルトやネジそのものが若干伸びて、それによって締め付けるものですから、オイルを塗ってゆるみやすくなるわけではありません。むしろ、オイルは、抵抗少なくしっかり締める助けになります。