ねじの選定は大切

[PR]

ねじ選び

図解入門よくわかる最新ねじの基本と仕組み [ 大磯義和 ]

価格:1,365円
(2013/4/6 17:55時点)

ネジは、よくみると、本当にさまざまな種類があります。

長さも太さも、頭部の大きさもいろいろ。

上から見た頭部の形状、横から見た頭部の形状、ネジ全長に対してネジが切ってある長さ(全ねじとか半ねじとか)、ネジの切ってあるピッチ(一条ネジとか二条ネジとか)。

材質もいろいろ。鉄、ユニクローム、ステンなどなど。

ネジ売り場を見るとたくさんの名称が目に止まります。トラスタッピング、コーススレッド、スリムビス、軽天ビス、石膏ボードビス、コンクリートビス、木工ビス、内装ビス、コンパネビス・・・

なんでそんなに種類があるんだろう。

でもやっぱりいろいろな現場を経験してみると、それだけの種類が必要なのだということがわかってきます。

たとえば、薄い板に薄いものをとりつけるときにビスが長いと、時間ばかりかかります。あと、うらからネジがとびだしてしまいます。見た目も悪くなりますし、その先にまた障害物がある場合は閉められなくなります。

でも長いビスが必要なときもあるのです。

そんな具合に、作業スピード重視のビスもあれば、強度重視のビス、食い込み重視のビスなどいろいろです。

電動工具で締めやすいビス、手締めで締めたほうがいいビス。

いらないビスはなくて、それぞれに合った現場で力を発揮します。

人間みたい。なんて。

錆びるか錆びないか

建物の外回りの場合には、ステンレスビスが良いようです。錆びるビスを使ってしまうと、年数が経過するうちに、錆びて、やがてそのサビが流出して、壁にタラリと、赤茶の筋がでてきてしまうからです。よく見かける光景ですよね。

しかしステンレスビスは決して頑丈ではないので、固い下地にはうまく入りません。そこで、まず鉄トラスタッピングを一度打ち込んで道筋を作り、すぐに外して、できた穴にステンレスビスを打ち込むとスムーズのようです。

ドリルビス

薄めの鉄板に何かを取り付けるときに一発ですむビス。裏からナットを当てる必要がありません。

これは便利です。時間がかなり短縮できます。

アックスブレーン AXマルチドリルビス 4mm 鉄板用 ナベ(ユニクロ)MBT-425N 1箱(81本)

価格:1,581円
(2013/4/6 18:06時点)

コツは、開ける下穴の大きさです。

薄めの鉄板の場合は、4mmの穴をあけてしまうと、4mmのドリルビスを使うとスカスカになってしまいます。3.8mmくらいがちょうどよかったりします。

しかしドリルで穴を開けるのにしばらくかかってしまうような厚めの鉄板に使う場合は、4mmぴったりで穴をあけておくとちょうどよくこのビスが入り、固定されます。

ちなみにドリルビスを使う時は、電動工具より、手でドライバーで締めたほうが確実なようです。

六角穴付きボルトの利点

ボルトが普通のドライバーで回せない、六角穴付きボルトだと、以前は、めんどくさいなあと思っていました。

しかし、六角穴付きボルトが使われていることにはそれなりの理由があることがわかってきました。

六角穴付ボルト(キャップボルト)は、サイズの合った六角レンチでしか回せません。それはボルトの頭を壊すことなく強い締め付けができるということです。

普通の六角ボルトを締め付けるスパナやレンチは、それを回すのに大きなスペースを必要とします。しかし六角レンチは、狭い場所でも作業しやすいです。それは機械の小型化を可能にすることにもなります。

【1本からでも承ります!】六角穴付きボルト ステンA2 #6-40x3/8 【1本】【インチねじ】

価格:86円
(2014/11/13 19:37時点)

タッピングビス

下穴の開いているところにねじ山を作り、そのまま締めることの出来るビスをタッピングビスと言うそうです。

「電工ネジ」なるものを発見

この記事を書くにあたっていろいろ調査していたら、「電工ネジ」なるものを発見しました。

マーベル(MARVEL) [MDB-450] 電工ビス(照明取付用・全ネジタイプ) MDB450【5250円以上送料無料】【おしゃれ おすすめ】 spr02P05Apr13

価格:595円
(2013/4/6 17:53時点)

電気工事でよく遭遇する場面に適したビスの特徴をあげてみると・・・

全ネジ、インパクトドライバーで締めやすい、手でも締めやすい、よく食い込む(天井に器具をつけるときなど)、鋭い先端角度、というかんじかなあ。「電工ビス」はきっとそれらを満たしているのでしょう。いつか使ってみたいと思います。

古いネジ、新しいネジ

古いネジ、ちょっとサビたネジを見ると、捨てたくなります。

しかし工場の、新しい機械や古い機械など様々な機械を管理しているのであれば、すぐに捨てるべきではありません。

古いタイプと新しいタイプのネジでは、ネジの切り方のピッチが違うらしいのです。

だから古い機械も管理しているのなら、古いネジもいつ使うかわからないので、ある程度とっておくほうが得策のようです。

参考になるサイト、ページ

軽天ビスについて。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1487792614