機械修理中の事故防止

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2人以上で作業するときは危険倍増

機械修理中は事故の危険がいっぱい。

特に、複数人で修理しているときは十分な注意が必要です。

修理中、試しに電源を投入してみるとき

修理していると、電源をたびたび入切することになります。

複数人で修理しているとき、これがひとつの事故原因となります。

ひとりであれば、「今なら電源を入れても大丈夫」という安全確認がしやすいのですが、複数人だと、そこに手間もかかるし、忘れがちでもあります。

自分はちゃんと配線の処理をしてあると思って電源を入れたら、他のひとが外した配線の端子どうしがくっついていてショート、発火とか。

他の人がまだ配線をいじっていたとして、その場所に電気が行かないように別の場所の電源を入れたとしても、実は配電盤の表示が違っていて、作業中の場所に電圧がかかってしまって、感電とか。

もっとこわいのは回転系です。ファンの電気回路の修理をしていたとして、その間に別の人が、ちょうど止まっているから清掃しようと、ファンの羽の掃除を始めたとします。修理者はファンが直接見えない位置でスイッチ系の修理を行っていて、よし、つないでみたので、ためしに回るかどうかスイッチを入れてみよう、とスイッチを入れると、どうなるでしょう。命にかかわる事故が待っています。

それで、工場で機械の修理をするときは、スイッチをいれることに慎重になる必要があります。急いでいると忘れがちですが、人命は貴重です。

事故防止策としては、人がいないか確認、人がいたら声を必ずかける、できればスイッチの2次側抵抗を計測してから投入。

スイッチをいれるに、動かそうとしているものの近くに人がいないかどうか確認しましょう。事前に立入禁止表示をしておくならさらに安全です。

一緒に修理をしている人がいれば、電源を入れようとするときに、それぞれでどこで何をしているか把握して安全を確認した上で、必ず声掛けをすること。

できればスイッチを入れる前に、テスタで、スイッチの2次側の抵抗を測ってからいれるのも一手です。ショートしていれば、事前に見つけることができます。古い機械の場合は絶縁がだめになっている場所もありそうなので、特にそういえます。

スイッチを投入禁止にしておく

逆パターンもあります。自分が機械の回転部などに体や手を入れて修理しているときや電気工事をしているとき、それを知らないだれかがスイッチを入れてしまうかもしれません。

事前にスイッチを投入禁止にしておくことは、安全のために効果的です。