集中力が続かない
どうも生徒の集中力が続かず、やる気をなくしてしまう、ということは、あるものです。
たとえば、ひたすら計算練習ばかりさせるのもいいのかもしれませんが、それをやらせると集中力が続かない生徒の場合は、どうすればいいのでしょうか。
授業時間を区切ることは、一つの良い方法かもしれません。
たとえば、授業の最初の10分は、その子がまだ習得しきっていない、小学生レベルの問題(分数の計算とか、文章問題とか)を数問やってもらい、次の20分で、中学レベルの、その子が苦手な問題(プラスマイナスの計算とか、文字式とか)をやってもらい、残りの時間で、今習っている単元を教える、というような区切り方ができるかもしれません。
必要であれば、「その日の授業予定」を紙などに書いて、自分と生徒からみえるところにおいておくのもよいかもしれません。
その方法にはどんな効果があるでしょうか。
ひとつには、飽きにくいことです。
もうひとつには、「この内容はあと5分くらいだ」みたいな心がまえを生徒に持たせることができることです。「あと少し」と思うと、人はがんばれるものです。
このように、授業時間を区切ることは、集中力を高めるために、役立つかもしれません。
たとえば、ひたすら、計算の練習をしてほしいときがあったとします。
いきなり40問くらいみせて、「これ全部やってね」と言うと、どうでしょうか。生徒は圧倒されてしまうかもしれません。
そこで、問題を区切ると、効果的かもしれません。
「まず最初の6問だけやってみて」とか言うと、生徒は楽な気持ちで取り組めるようです。集中力も続きやすくなります。
人気の記事