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中学生への教え方研究所

〜数学の家庭教師〜

中学生に数学を教えることに、真剣に取り組んでいる人のためのサイトです。プロ副業家庭教師としての私自身の経験をもとに、中学生への教え方について考察してみました。

「小学生レベル」と「今習ってる」を同時進行で

「基礎の基礎」の力を付けつつ、学校の授業にもついていく

ご存知のとおり、数学というのは、積み重ねが大切です。ですから、小学校の内容を十分理解していないと、中学校の内容も当然わかりにくいわけです。

でも、たとえば、「じゃあ、小学4年生の内容からがっちり復習だ!」というわけにも行きません。それだけの時間がない、というのが現状ではないでしょうか。

今も現在進行形で授業が進んでいるわけですから、過去の小学校の内容ばかりにこだわっていると、どんどん置いていかれてしまいます。本人も、「ついていけていない・・・」と、あせるばかりです。やる気も失われていく恐れがあります。

そこで、提案したいのが、「毎回の授業の始めの10分ほどだけを使って小学生の内容を復習する」というやり方です。

小学生用の文章題の問題集を解いてもらうのは一つの良い方法

どんなやりかたができるでしょうか。

いろいろなやりかたがあると思います。

たとえば私が教えたある生徒は、計算問題はまあまあできるのに、文章問題がとても苦手でした。

そこで、文章題そのものに慣れてもらうために、中学1年生の彼のために、「小学校3年生の文章題」というワークブックを買ってきて、それをやらせてみました。

すると、案の定、最初は、ほとんどできませんでした。

たとえば、「40枚の折り紙を8人で分けると、一人何枚になるか?」という問題をみても、この問題に割り算を使うべきであることがまったくわからなかったのです。

算数をやっていくとき、頭の中で数の概念をうまくイメージできてこなかった証拠です。

しかし、毎回の授業の最初の10分だけこの問題集を解く、ということを続けていくにつれ、少しずつ、文章を読んでそれを式にすることに、慣れてきたようでした。

さらに、数学ができるようになるには、文章を読む「読解力」が必要である、ということが、身にしみてわかってきたようで、「本をたくさん読んだほうがいいですか?」と聞いてくるまでになったのです。

なぜ「最初の10分」がいいのか

もし、30分も40分もやってしまうと、どうでしょうか。

人にもよりますが、小学校の内容をそんなに長くやると、飽きてきます。さらには、「早く今習っている内容をやりたい」というあせりの気持ちがでてきたりして、集中しにくくなってしまうこともあります。

しかし、10分と決めてしまえば、生徒も、「10分だけだ」と思うので、安心して集中しやすいわけです。



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