相手がやりたい問題をやってもらう
けっこう、わがままなんじゃないかと思えるいう生徒もいます。
たとえば、「この問題やって」といったら、「今日はそれよりも、こっちをやりたい」とか、「この問題がいい」とか言われたりすることもあります。
そんなとき、どうしたらいいでしょう。
場合にもよりますが、相手の言うとおりにするのも、ひとつの方法です。
「こっちをやりたい」と言った相手の言葉の中に、「やりたい」という言葉があります。
やる気のなかった生徒から、「やりたい」という言葉が出てきたのです。
喜ぶべきことです!!
生徒も、自分がやりたいといった以上、真剣にやるので、覚えもよくなるでしょう。
そういう時にどういう対応をするかに、家庭教師自身が、家庭教師という仕事をどうみなしているか、そのポリシーがあらわれると思います。
「私はこの子の勉強計画も立ててあげて、すべて責任をもって面倒をみるんだ」というスタンスの方もいるでしょう。実際にそれが期待される場合もあるでしょう。
しかし私の場合は特に、やる気のない生徒が多かったので、そうもいきませんでした。
いくらこちらが計画をたてたところで、相手にやる気がなければ意味がないのです。
それで、私は基本的には、相手がやりたいと思っている勉強を優先します。
基本的には、「これ教えてください」「いいよ」みたいな。
家庭教師は、相手自身がやりたい勉強をするのを助けるだけの存在だ、というスタンスです。
もちろん、相手がなにもいわなければ、こちらで、今相手が必要と思う課題を提供します。そのほうが多いのですが。
考え方として、「どちらが主導なのか」を意識するといいと思います。
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