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【三菱電機】 ノーヒューズブレーカー (フレーム:400A) (3極) (定格電流:250/300/350/400A) 【NF400-SW 3P】 NN |
広く使用されている「熱動式」のタイプのブレーカーは、バイメタルを使用して回路を遮断しています。
バイメタルとは、2枚の金属を張り合わせたものです。
2種類の金属なので、熱くなったときの膨張の程度が異なります。
ですから、電流がたくさん流れて、バイメタルが熱をもつと、だんだんグニャリと曲がっていきます。
そうやって金属が曲がることで、回路を遮断する仕掛けのスイッチが押されてONになる仕組みになっている、という感じです。
このサイトは実務中心ですから、そういう専門的なことを正確にお伝えする目的のサイトではないので、だいだいこんなものだと、頭の片隅に置いておきましょう。なんとなく知っておくだけでも、役立ちますから。
「熱動式」の他に、「電子式」もあるようです。
上記の理由で、過電流で電流を遮断したばかりのブレーカーは、熱くなっているのです。
100Aとか400Aとか流すような大きなブレーカーなら特に、かなりの熱をもっています。
少なくともある程度冷めてからブレーカーを投入しないと、ブレーカー本体の故障や火災の原因になりかねません。
冷めるまで待ちましょう。
でも普通は、冷ますだけでなく、ブレーカが落ちた原因があるわけですから、それを探して、取り除いてから再投入すべきです。
ブレーカーも冷めて、原因調査もいろいろやってみて、原因が取り除かれたかどうだかわからないけど、今この状態で落ちるのかどうか、とりあえず再投入してみようという時は、手元に消火器を準備すると安心です。万が一まだ原因が取り除かれていなかった場合、どこか(モーターやマグネットなど)が火を吹く場合があるからです。
ブレーカーは故障頻度の高いものではありませんが、経年劣化などで故障することはあります。
ブレーカーの中の金具が外れていて三相のうち二相しか切れていないケースは私も見たことがあります。
ブレーカーが壊れているかどうかは、電圧や抵抗を測ってみるしかないでしょう。
もしくは、ブレーカーの故障が強く疑われるなら、交換してしまうという手もあります。
ブレーカーを分解して原因を調べる、という選択肢は普通は避けます。ブレーカーは一度分解すると、信頼度が下がるからです。
ブレーカー容量は、ギリギリでなく、余裕がないといけません。
余裕がないと、発熱ではやくいたみます。
経験上だが80%以上の電流が常時流れるようであればワンランクあげたほうがよさそう。特に数十A以上の場合。
ブレーカーは、安全装置ですが、回路の中では「最後の砦」的な存在です。
特に100Aとか200Aとか流すときは、他にも安全装置をつけるのが普通です。
たとえばモーターの回路なら、普通はサーマルリレーをつけます。
三菱、テンパール、パナソニック、日東工業、河村電器産業、などがあります。
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