高圧カットアウトのヒューズ交換

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高圧カットアウトのヒューズ交換の手順

変圧器の1次側にある高圧カットアウトのヒューズが切れた場合の交換手順。

1,電源側の、VCBをOFFにして停電する。

2,絶縁手袋と長靴を履いて、ヒューズを交換する。

3,絶縁テスト(メガチェック)。これをしないとまた切れるおそれがある。

4,電源側VCBを復旧。

ちなみに切れた時どんな状況になったか

以前、工場で、変圧器の1次側にある高圧カットアウトのヒューズが切れてしまったときの状況はこんなかんじ。

ある時突然、工場のシャッターが開かなくなり、クレーンも使えなくなった。各ブレーカーに来ている電圧を確認してみると、ありえない電圧がきていた。

本来R-S,S-T,T-R間の電圧,200/200/200ないといけないのに、200/200/100となっていた。

変電所に行ってみると、変圧器(6000/200V)の1次側にある高圧カットアウトのヒューズが切れてしまっていた。赤い印が飛び出していることで判別できた。

原因は、かなり古い配線(なんと被覆が、油を染み込ませた布!)が腐食してしかも水たまりに浸かってしまっていたことだった。付近の分電盤から発煙していた。

その配線を引き換えることで原因を除去。今度はちゃんと電線管(エフレックス)に格納して配線することで、水たまりの被害もうけにくくした。

ちなみにその後の状況

無事ヒューズを変え、復旧したあと、あちこち故障がでてきた。

機械の電磁弁が故障したり。溶接機が故障したり。

ヒューズが飛んだ時に工場各所に異常電圧がかかったのが原因なのだろうか。そうかもしれないし、そうでないかもしれない。