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工業高校の電気科に通っていた頃、電験三種を取得することができました。
3年かかりました。つまり3回試験をうけました。
電験三種は4科目試験があります。理論・電力・機械・法規です。
科目合格制度というのがあり、1科目でも受かれば、それは3年目まで有効となります。
私の場合、1年目は全滅。2年目は理論・電力・法規を合格。
3年目は機械のみ受験し、合格で、晴れて資格取得となりました。
2年目の時、「機械」は完全に捨てて、とにかく「電力」に的をしぼって勉強しました。「理論」と「法規」もそれほど勉強せず、とにかく「電力」だけ取れればいい、「電力」だけは絶対にとろうと思って勉強しました。それが当たりでした。
もちろん電力は合格したのですが、それだけでなく、理論と法規も合格できたのです。
理論に関しては、学校の電気科の通常の授業の範囲を理解していれば、高2だった私には解ける問題が多かったと思います。理論の試験対策をあまりせずに、60点を越えられました。
法規に関しては、電力を学んだときに得た知識が役立ったようで、法規の勉強もほぼしていなかったのに、法規に合格できました。たまたまその年の出題傾向が良かったのかもしれませんが。
そのおかげで、3年目は1科目だけ受験すればよかったので的が絞りやすく、合格できました。
だから自分なりに、これから受験する方にアドバイスするとすれば、まず「電力」にしぼって勉強するといいですよ、と言いたいです。
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手を上手に抜くのが苦手な性格なので、勉強にはかなりの時間を割きました。社会人になってからだったら時間が足りずにできなかったと思います。
勉強法も単純。それは、「まずひたすらテキストブックを書き写してゆく。それがすべて終わったらひたすら過去問を解いていく」というものでした。
「電力」の勉強の時は、200ページくらいもある、電験三種の電力専門のテキストブックの、全文とすべての図表をノートに書き写していきました。もちろんひとつずつ理解するようにしながらです。イラストも交えて優しく書いてあるわかりやすいテキストブックだったので、理解しやすかったです。
かなりの量です。ノートが何冊も費やされました。ボールペンを最後まで使い切るという体験もしました。腱鞘炎のような痛みも味わいました。
そう、ボールペンで書く、というのがひとつのポイントだったと思います。ボールペンは消えないので、なんだか、脳裏にしっかり書き込んだような気がしたものです。
それをやり遂げたことが、かなり役立った感触がありました。
テキストブックの書写が終わったあと、過去問題集に取り組んだのですが、解いていてわからないところが出てくると、テキストブックを参照しました。その際に、書写をしておいた事による蓄積が、役立ちました。テキストブックのどこを見れば何が書いてあるのかというのがかなり頭に入っていたので、すぐに該当箇所を見つけることができたのです。
そして、そこを見てみると、一度は理解した(ものの忘れてしまっていた)そのことが書かれているのです。
おかげで問題の意味や解き方が、スピーディーに理解でき、過去問題も順調に解けるようになりました。
時間が湯水のごとく使える高校生でなければできなかった、「まずひたすらテキストブックを書き写してゆく。それがすべて終わったらひたすら過去問を解いていく」という方法は、一応は、資格取得の正攻法なのではないでしょうか。
それらの膨大な作業をしたのは結果的に「電力」と「機械」だけです。それで最終的には4科目とれたわけです。急がば回れを実践できた気がします。
でも「電力」と「機械」には相当な時間をかけました。
電験三種を取得している他の人より、効率的だったのか、そうでなかったのは、よくわかりません。
よく、宣伝などで、とにかく効率的に時間を使って電験三種を取得、という謳い文句がありますが、もし時間がたっぷりあるのであれば、正攻法もよいのではないかと思います。
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