塞がれた壁の中に配線する方法

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壁を開けて、配線し、壁をふさぐ

新しくコンセントを増やしたい、でも配線は見えないようにしたい!

そんなことがあると思います。

でも壁の中に横方向のケタがあったりして、目的の場所まで配線するために、そのケタに通線用の穴をあけなければならない、なんてことはザラです。

壁の中にある横木に穴をあけることなどできるのでしょうか。

その方法とは・・・壁を一部開口して、その穴から目的の作業をし、ふたたび壁の開口をふさぐ、というものです。

まず壁を開ける

まず壁を開口します。ダウンライトカッターや、充電カットソーなどが使えます。

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このとき、開けた部分の材料は、捨てずにとっておきます。あとでふさぐときに使えます。

このとき、穴の面取りをしておくと、後でもとどおりにするときやりやすくなります。

目的の作業をする

さて、穴が開きました。

目的の作業に移ります。

ドリルのアダプタなどを使って、壁の中の横木に穴を開けます。

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それから、忘れずに、通線します。

通線にはチェーンなどが使えます。

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目的の作業ができたわけです。

穴をふさぐ

今度は作業のために壁に開けた穴をふさいでいきます。

さっきとっておいた材料を、あてがうわけですが、固定のために、裏から当て板をして、土台をつくります。

当て板は、なるべくなら、左右に一枚ずつ、計2枚が理想です。強度が増すからです。スペースの関係などで難しければ、1枚でも大丈夫です。1枚のときはなるべく、当て板が穴の中心部までカバーするようにします。

まず当て板固定のため、穴のまわりから当て板へ2、3か所ビスを貫通させます。この時、一発でやろうとすると当て板が裏で浮いてしまうので、一度ビスをある程度までうち(このとき裏板がいくらか浮く)、一度ビスを逆回転にしてある程度戻し、それからもう一度ビスを打ち込むとスムーズです。下穴がある状態で打ち込まれるのでスムーズなのでしょう。

ビスは、頭がほんのすこし壁に食い込むくらいのところで止めます。

はめこんでからパテ仕上げ

切り抜かれた、とっておいた材料をあてがって、ビス止めすればOKです。

その後、できてしまったいくらかの隙間をパテで埋めておくと、壁紙を張った時にきれいになります。

壁が2枚張りの場合は開口からひと工夫

壁が、合板2枚とか、合板1枚ボード1枚、などなど、2枚張りになっている場合は、ひと工夫できます。

壁を開口するとき、1枚目の板は思い切って大きめに、2枚目は1枚目より小さく、作業ができる最低限の大きさに開けます。

すると、穴をふさぐとき、2枚目をふさいだあと、1枚目をふさぐときに「すでに当て板がしてある状態」ができあがるので、壁の強度を不必要に損なわずにすみます。