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工場全体の高圧(6600V)の電気を切って、ふたたび入れる手順をご紹介します。
命にかかわる危険も伴う作業です。
(私の勤める工場での手順を参考に書いたものにすぎません。他の設備ではさらに気をつけなければならないことがあるかもしれません。内容の最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、本コンテンツの内容により、読者や第三者が被った損害について、当サイト管理人は一切の責任を負いません)
1,ラインが止まっていること、機械類のスイッチがきれていることを確認。
2,変電所の高圧遮断器(真空遮断器など)をOFFにする。複数ある場合は、負荷側から発電所側へ、という順でOFFにしてゆく。(なぜこの順番なのかは当記事参照)
3,柱上開閉器(電柱の上)のヒモ「切」を引っ張ってスイッチを操作。切れた後は、簡単に再投入されないよう、ヒモをどこかに頑丈に縛っておく。
4,重要!コンデンサの放電。次の段落で説明します。
高圧遮断機を切っても、コンデンサーには電圧が残っていることが多いです。それを放置したまま作業してしまい、充電部に触れてしまった場合、命にかかわる感電となる可能性が高いです(実際に死亡事故の事例もあるそうです)。それで、コンデンサーの充電電圧を、アースに落とすことによって放電しておかなければなりません。
まず、「アースされている線」を準備します。これは電源を切る前にあらかじめやっておくこともできます。
やりかたはいろいろありますが、1本の電線(端材でもよい)の被覆を両端をむいておいて、片方を、どこかアースされている端子(変圧器などの)か、塗装がはげている鉄柱(このためにあえて一部はがしておくこともできる)に、クリップなどをつかってしっかり固定しておけば、「アースされている線」になります。
しっかりアースされているかどうか、テスタで計測することも忘れずに。(準備した線の先端⇔別のアース端子、にあてて計測できる。テスタのレンジは小さいオームに設定しておいたほうが確実に計測できる。)
いよいよ作業そのものに入ります。
まず、高圧用絶縁手袋と、高圧用絶縁長靴を着用します。高圧電圧の放電ですから、素手でやるのは危険すぎるからです。着用する前に、穴があいていないか十分確認します。作業がはじまってからも、突起部などにひっかけて穴をあけてしまわないよう細心の注意を払います。サイズもあっているものを。あと、できれば絶縁マットも敷くと良いです。
いよいよ放電。さきほど準備した「アースされている線」の先で、コンデンサにつながっている回路のどこかを、ゴシゴシ触るのです。
コンデンサの端子直接でもいいですし、そこから線が伸びて電気的につながっている金属部であれば、高圧開閉器などでもいいです。
このとき、3相とも全部、ゴシゴシします。
真ん中の相(S相)は、アースされているので放電する電圧が残っているはずはないのですが、それでも念のため、いくらかゴシゴシします。
そのとき、もしコンデンサーなどに電気がたまっていたら、火花が飛んでビリッと電気が流れるのがわかるはずです。そうなれば、逃がす作業完了になります。
ビリッとならない場合もあります。老朽化など建物や配線全体の絶縁が全体的に弱くなっていれば、あちこちから少しずつ勝手に電気が逃げていくからです。
どちらにしても、その手順を踏んで、はじめて、その回路の電気が死んだと確信できます。
コンデンサが2つ以上ある場合は、それぞれのコンデンサを1つずつ確実に放電することを忘れずに。
切るとき、負荷側から発電所側へ切る、これ大切です。
たとえば、高圧遮断機(VCB=バキューム・サーキット・ブレーカ)があり、その発電所側に、断路器(DS=ディスコネクティング・スイッチ=ジスコン)があったら、まずVCB、それからDSを切ります。
この順番をあやまると大変なことになります。
逆の順序でしてしまうと、DSを切った時に、ガイシがふっとぶこともあり、それが飛んでくれば、自分の命にもかかわります。
アーク発生→相間短絡→絶縁破壊なんてことも起こりえるらしいです。
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断路器や高圧開閉器を入りきりする専用の棒があります。
高いところにあるそれらのスイッチを、感電せずに切るための棒です。
プラスチックや木でできています。
もちろん、絶縁手袋や絶縁長靴や絶縁シートなど、他の感電対策と併用するほうが安心でしょう。
遮断器の画像(他サイト)昔のタイプだと、投入に「蓄勢ハンドル」なる付属品が必要になることがあります。
柱上開閉器の画像(他サイト)1、変電所内点検(リークの原因となる雨もり、ホコリなど)
2、柱上開閉器のヒモ「入」をひっぱる。その後、簡単にOFFにならないよう、ヒモをどこかにほどけないようにがっちりと縛る。
3、変電所の高圧遮断機(真空遮断器)のレバーをONする。複数ある場合は、発電所側から負荷側へ、という順番でONする。
4、各メーターのチェック、変電所内の点検(変圧器の発煙、異臭など)
5、工場内点検(キュービクルのトランスなどを重点的に見る)
6、パソコン関係などシステムに異常が生じていないか確認。
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