電磁接触器、各部の名称と働き

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電磁接触器、各部の名称と働き(最もシンプルなタイプ)

電磁接触器S-N28 AC200V

価格:4,179円
(2013/9/16 15:22時点)

電磁接触器の各部の名称と働きについてです。

簡単な図を用意しました。これが最もシンプルな構造の電磁接触器です。

「主回路」が、入り切りしたい回路です。この図は三相回路の場合なので、線が赤、白、黒の3本あり、3本ともここで入り切りします。

「操作コイル」が、このスイッチの入り切りをコントロールする場所です。端子が2つあり、黄色い線が2本来ていることがわかります。

このコイルに電流が流れている時は、主回路がつながります。

このコイルに電流が流れていない時は、主回路は切れています。

コイルに電流が流れると、電磁石の力で、主回路のスイッチをONにするのです。

補助接点がついているタイプ

富士電機 標準形電磁接触器(ケースカバーなし)SC-0 コイルAC200V 1a 1個

価格:2,162円
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三相用の電磁接触器でも、主回路の接点が3つでなく、4つや5つあるものがあります。

それはなんでしょうか。

補助接点が追加されているのです。

補助接点とはなんでしょうか。

バスの補助席みたいなものです。ついでに乗る、あいのりです。(ちょっと違うかな?)

補助接点とは、主回路のついでに入り切りしたい回路を接続する接点なのです。

たとえば、モーターが回っているときだけランプがつき、止まっているときはランプが消えているようにしたいとします。

そういう場合は、ランプの回路を補助接点を経由させて組めば、主回路がONのときだけその回路もONになるので、モータが回っている時だけランプをつけるということが可能になります。

補助接点には、A接点とB接点があります。

電磁接触器を発注するとき、接点の数を指定できる場合が多いです。「1a」といえば、それはa接点が1つということです。「2a2b」なら、a接点が2つとb接点が2つという意味になります。用途に合わせて、選択できます。