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電磁開閉器(電磁接触器+サーマルリレー) の配線の基本を、表にしてみました。
コンプレッサーのモーターを自動で運転させる回路を例に、書いてみました。三相200Vモーターを、操作コイル定格200Vの電磁開閉器でオン・オフする回路です。
説明してみましょう。
電磁接触器は、操作コイルに電流が流れている間だけ、スイッチ全体がON(閉)になります。
操作コイルに電流が流れていないときは、スイッチOFF(開)になっています。
つまり、電磁接触器の操作コイル(A1-A2)に電流が流れている間だけ、モーターが回るわけです。
それで、操作コイルに電流を「流す」「流さない」をコントロールすることで、モーターをコントロールします。
操作コイルに電流を流すには、どうすればよいのでしょうか。
電流を流すためには電圧が必要です。この場合は操作コイルが定格200Vなので、図にあるように、モーターへ電圧を供給する主回路から電圧をとっています。
図で言うとL1とL2から線をだして、それを操作コイル回路として使っています。
もちろん他から操作コイル用の電源を引っ張ってくることもできます。
たとえば操作コイルが定格100Vで主回路が200Vなら、どこか別の回路から100Vをひっぱってくる必要が生じます。
定格100Vの操作コイルに200Vかけてしまうと、故障するからです。
主回路電圧と操作コイル電圧をあえて違う電圧にしてある場合もあります。操作コイル電圧が主回路電圧のノイズの影響を受けないようにそうするそうです。
操作コイル回路に、無事電圧をかけることができたら、次に考えるのは、回路をつなぐことです。
図からわかるように、操作電流の通り道には2つ、入り切りポイントがありますね。
ひとつは空気圧センサーです。空気圧が足りない時にONになり、空気圧が十分な値に達するとOFFになります。
もうひとつは、サーマルリレーです。サーマルリレーは、モーターに電流が流れ過ぎたときに、図95-96のb接点をOFFにしてくれる装置です。
その2つの両方がONにならないと、操作コイルに電流が流れないしくみになっています。
空気圧が足りなくなっている、かつ、モーターに異常がないときに、無事に操作コイルに電流が流れ、モーターが回ってくれます。
そして、無事に空気圧が規定に達すると、自動でモーターがストップするわけです。
作業上のマメ知識ですが、もちろん、操作コイルは、交流電圧仕様のコイルであれば、極性はないので、A1につないであった線をA2につないでかつA2につないであった線をA1につないでも、ちゃんと動きます。
迷っている人がいたらと思い、いちおう書きました。
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