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モーターの始動電流を少なくするための結線方法。
モーター始動の際、まずスター結線のマグネットがONになり、モーターが回って数秒したら、スターのマグネットがOFFになると同時にデルタ結線のマグネットがONになる。
スター結線の場合は電流がデルタ結線の3分の1になる。それで、スター結線のマグネットはデルタ結線のものに比べて小さめのマグネットでよい。
その、数秒したら切り替わる、という部分を担うのが、このスターデルタタイマーである。
経年劣化?で壊れることがあるので、そういうときは交換する。
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スターデルタがうまくいっていたのに急にうまくいかなくなったとき、いくつか原因が考えられる。
ひとつは上記のタイマーの故障。正常なタイマと入れ替えてみたりして、動きをみると、タイマーの故障がわかることがある。その場合はタイマーの交換。
他には、マグネットスイッチの接点関係の原因だ。接点がくっついて離れなくなっていたり、接点がひとつ溶けてしまっているということもある。
接点がくっついて離れないと回路がショートするし、接点が溶けているとモーターが単相運転になり「音はするのに回らない」という現象になったりする。
マグネットスイッチが入切で発生するアークにより、それを繰り返すことで徐々に接点が傷み、溶けたりくっついたりするわけである。そういう場合は、マグネットスイッチの接点交換か、本体交換で直る。頻繁に起こる場合は、もしかすると、ワンサイズ容量の大きいマグネットスイッチに交換したほうがいいかもしれない。
理論図はこうなっています。
2つのスイッチでスターとデルタを切り替えられる回路の電気理論図は下記の左のようなかんじです。この図を原理図にあてはめてみると下記の右のような感じです。デルタ結線の方が少しわかりにくいかもしれませんが、言われてみればなるほど、という感じではないでしょうか。
そして次図が力作ですが(笑)、スターデルタ結線の実際によく使われる回路です。よくよく見ると、理論どおりになっています。
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